女性の方は苦手かもしれませんが、保湿のための化粧水の実力は、値段やブランドよりも裏の成分表で判断しましょう。
特に、私みたいに、ただでさえ肌が荒れているアトピーの方や、敏感肌の方は、パッケージ買いは禁物です。
パッケージで選ばずに成分表示、特に保湿成分が入っているものを選ぶと、ハズレが少なく、期待する効果が得られる化粧水を使うことができます。
まとめてみたのでご参考ください。
成分表の見方
化粧品の成分表示は、法律によって含有量が多い順に記載することが義務付けられています。
パッケージの裏面に書かれています。この部分は見る癖はつけておいた方がよいです。
成分の配合量が1%以下の成分は順番は問われません。
そして、薬用と名のつく医薬部外品や、医師が処方する医薬品は、表示する順番に決まりはありません。
医薬部外品などの化粧品以外であれば、最初の10個の成分に何が入っているかを見るのがポイントになります。
おすすめの保湿成分一覧
スキンケアの基本となるのが保湿です。一口に保湿といってもいろいろな成分があります。お勧めの成分を挙げると以下の通りです
スキンケアの基本となるのが保湿です。一口に保湿といってもいろいろな成分があります。お勧めの成分を挙げると以下の通りです
セラミド
セラミドは保湿成分の中でNO1。肌の角質部分で水分を抱え込むことができる成分です。周りの湿度にかかわらず水分をキープできるのが特徴です。乾燥してきた時期にセラミド配合の化粧水を使うと全く変わります。
肌の潤いに保つために欠かせない人気の成分です。ただし、セラミドは価格が高い成分なので、疑似セラミドと呼ばれる偽物の成分もあるので注意が必要です。
ヒト型セラミド
セラミドはいくつか種類があって、数字が入っています。
ちゃんとしたセラミド化粧品であれば、セラミド2、セラミド3、セラミド6が入っています。セラミド化粧品で、これらが入っていれば間違いありません。
- セラミド1 (セラミドEOP)
- セラミド2(セラミドNS、セラミドNG)
- セラミド3 (セラミドNP)
- セラミド6
疑似セラミド
セラミドに類似した物質を化学的に合成したものです。セラミドに似た分子構造をしていて、疑似セラミドと呼ばれます。
本物のセラミドに比べて、原材料価格が安いので、化粧品の多くで配合されています。
市販の人気の商品であれば、キュレルが該当します。
- セチルPGヒドロキシエチルハルミタミド
- ラウロイルグルタミン酸ジフィステリル
糖セラミド
セラミドに糖が結合した構造を持つセラミドです。米や麦、とうもろこしなどの植物由来のセラミドが多いです。
- グルコシルセラミド
- 米ぬかスフィンゴ糖脂質
動物性セラミド
豚などから取り出すセラミドの類似物質です。
厳密的にはセラミドではないので、ヒト型セラミドと同等の効果は期待できません。
- ミルクセラミド
- ウマスフィンゴ脂質
ヒアルロン酸
化粧品に含まれる最もメジャーな物質です。もともとヒアルロン酸は、体の様々な場所に存在しています。肌にも多く含まれている成分です。分子の大きさは大きいので、角質層まで浸透することはありません。
- ヒアルロン酸
- ヒアルロン酸NA
ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に吸収されやすい形に書いた成分です。
非常に強い抗酸化作用を持っていて、炎症を抑える効果、美白作用があります。
老化予防やニキビの炎症を抑える効果もあるので、皮脂の分泌が多い方や、夏場に使用するとお勧めです。水溶性と油溶性があって、成分の表記名も異なります。
- アスコルビン酸リン酸ナトリウム
- アスコルビン酸リン酸マグネシウム
- アスコルビン酸2グルコシド
- テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
グリセリン
多くの基礎化粧品に含まれている成分です。
グリセリンは、低刺激なのが特徴です。
肌に馴染んで、柔らかくする効果があり、潤いを保ちます。
しっとりすると言うよりも、ベタっとしたテクスチャーになります。
原価も安いので、多くの化粧品に使われています。
ブチリングリコール
こちらも多くの基礎化粧品に含まれている成分です。石油由来と、植物由来の合成成分で刺激が少なく、さっぱりとした使用感があります。抗菌作用もあり、化粧水を始め多くの化粧品に使われています。
- BG
プラセンタ
化粧品に配合されるプラセンタは、主に豚や馬の胎盤から抽出したプラセンタが使われています。
保湿以外にも美白作用があると言われて、アンチエイジング化粧品に使われることが多いです。
成分表からは、豚なのか馬なのかが判断できないので、商品のホームページや説明欄を読まないとわからないのが難点です。
植物性オイル
オレイン酸やリノール酸を含む植物油は、肌のなじみが非常に良いのが特徴です。クリームなどの保湿剤や、オイルクレンジング等にも使用されています。
- 米ぬか油
- オリーヴ油
- マカデミアナッツ油
- アルガンオイル
幹細胞因子
幹細胞培養液は再生医療でも使われている新しい成分。
傷口に幹細胞の因子が入った成分をスプレーすると、傷口が再生する効果を持っています。
2014年に厚生労働省によって認可された、まだまだ新しい成分です。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1227-11h_0008.pdf
ヒト幹細胞培養液
人間の幹細胞を培養して精製されたものです。
人が本来持っているヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンの分泌をアップさせる効果があります。これによって、傷や、肌の衰えを抑えることができます。
まだまだ高価な成分なので、これが入ってるだけで値段がとても高くなっています。高額なアンチエイジング化粧品に使われています。
- ヒト脂肪細胞順化培養液エキス
安い化粧品と高い化粧品は濃度が違う
成分によって原価は決まっています。保湿能力が高い成分は高価になります。
したがって、1,000円以下の安い化粧品の場合は要注意です。
例えば、プチプラ化粧水の代名詞の極潤。
水とグリセリンの比率が多くなっていると考えた方がよいです。
1%以下の成分は、掲載順序の順番は問われないというルールがあるので、肝心のヒアルロン酸はめちゃめちゃ濃度が低いと、これだけでも理解できます。
保湿成分に迷ったらセラミド
どの成分にすれば良いか迷ったら、セラミドをお勧めします。
セラミドでも、キュレルが使っているような疑似セラミドは避けた方が良いです。
本物のセラミドに比べて保湿の効果が違います。特に保湿の持続時間が明らかに低いです。
アトピーの僕が使ってみた経験で言うと、小林製薬のヒフミドがお勧めです。
以下の記事に詳細をレビューしましたので、気になった方はご覧ください。
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